超簡単解説:DXって何?
DXとはDigital transformationのことですが、最近よく聞く言葉の一つかと思います。
よく聞く言葉であるのですが、DXの本質が何かと問われるとわかりづらいですよね?
そんな、わかるようでわからない、DXを超簡単に解説いたします!
DXを一言で言うと?
業務プロセスや、提供する「製品・サービス」をデジタル化すること
2種類のDX
こぶたろーの解釈としては、DXと一括りに言っても、大きく分けて2種類のDXがあると考えています。
- 業務プロセスや手続きを効率化するDX
業務プロセスや各種手続きをデジタルテクノロジーを用いることで、自動化、効率化していこうと言うものです。
社内承認をオンライン上で行うことや、オンライン会議システム、色々なデータをリアルタイムで一覧できるダッシュボードの導入などが挙げられます - 顧客体験(UX)を新しくするDX
デジタルテクノロジーを活用して、新たな顧客体験を提供しようと言うものです。
オフライン中心で、サブ的な役割としてのデジタルを位置付けるのではなく、オンラインとオフラインを統合して、顧客にとって最も価値ある体験を設計し、そこからデータをとり、そのデータから得られた知見を顧客体験にフィードバックしていこうとするもので、以前に超簡単解説したOMOやアフターデジタル的世界観と同等と考えています。
具体的には、オフラインで行っていた食事のデリバリーやタクシーを、デジタルで完結してしまおうとか、ランニングシューズを購入するポイントでしか接点を持っていなかったメーカーが、アプリを提供することで、ランニング中にも顧客とリレーションを持とうとすることが例として挙げられます。
2種類のDXの間のDX
ややこしいのが、「顧客体験の提供を自動化」するDXです。
上記「1」と「2」の間にあるような類いで、MAツールを用いて、自動で顧客にメールを送るとか、効率化のためにコールセンターにチャットボットを導入してみようといったものです。
一方で、単純に効率化、自動化と言った目的だけではなく、顧客のことをより詳しく知り、新たな顧客体験を提供するという大きな枠組みの下で、MAツールやチャットボットを導入するというやり方もあります。
せっかくやるなら、効率化・自動化に止まらず、後者まで考えて導入した方が良いのではないかと、こぶたろーは考えますが、本当に効率化につながるのであれば、効率化のためだけのDXも否定するものではありません。
何のためにDXするのか。目的を明確にするのが最も重要だと考えます。