超簡単解説:SDGsって何?
SDGsという言葉を、最近よく聞きますよね。
企業のイメージづくりとしてやってるだけでしょと思われていたり、
名前は聞くけど、具体的な内容についてはよくわからない、
という方もいるかと思います。
今回はSDGsについて、超簡単解説!
SDGsとは?
Sustainable Development Goalsの略で、日本語の直訳ですと、「持続可能な開発目標」ということになります。
「持続可能な開発目標」と言われてもよくわかりませんよね。
噛み砕くと、全人類がこれからも持続的に生存していくために解決すべき目標、
とこぶたろーは捉えています。
環境、教育、労働、ジェンダー、健康など大きく17目標、
細かく数えると169の目標から成り立っています。
国連参加193カ国が、2030年までに達成すべき目標として掲げています。
SDGs設定の背景
全人類が健康的・持続的に存在していくためという大義はありますが、
米中が圧倒的に経済を支配する中、欧州が存在感を示すために設定にこぎつけたという説もあるようです。
5G、モビリティ、AI、プラットフォームなど次世代経済や生活の中心となる産業で、
遅れをとった欧州ですが、得意技は思想・理念。
産業革命はイギリス発祥ですが、民主主義、基本的人権など社会の枠組みとなる
「理念」づくりも欧州発祥です。
また、教育・ジェンダー・福祉などは北欧が進んでいますし、大量生産・大量消費ではなく、
一つのものを人手を介しながら長く使おうというのは欧州の文化として根付いています。
得意の理念づくりや、強みである教育・ジェンダー・福祉、モノを大切にする文化を
活かして、自分たちに有利な土俵・ルールを作ろうとした結果生まれたのが、
SDGsとも言われているのです。
最強を誇った日本のスキージャンプが、欧州中心の連盟によるルール変更により不利な状況に陥ったのと、考え方としてはある意味同じなのかもしれません。
SDGsに本気で取り組むべき理由
SDGsは、欧州が自分たち都合で作ったルールの可能性もあるとした場合、
SDGsを無視して良いのではないか、もしくは企業イメージを高めるために、
片手間でやっておけば良いのではないかという意識にもなりがちです。
しかし、こぶたろーは、企業活動の中核として、SDGs理念を据えて、
目標達成に貢献していくべきだと考えています。
理由としては、
- 言わずものがなですが、SDGsの目標が、人類の生存可否に直結する問題であること
- ジェネレーションY,Zは、社会、倫理といったことを大事にするため、
Y、Zの共感を得て、選ばれる存在になるには、SDGsを中核に据えて企業活動をした方が有利。
実際に、就職活動の企業選びでは、SDGsに取り組んでいるかどうかを気にする学生も
多いというデータも。
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製品はコモディテ化が進んでしまっているため、差別化のためには企業やブランドの
理念・ストーリー・世界観が必要。
SDGsは、ストーリーづくり、世界観づくり、理念づくりに使いやすい
SDGsは、社会貢献活動でありますが、従来のような「本業+社会貢献活動(SDGs)」ではなく、
本業をドライブさせるSDGsと捉え、SDGs経営をしていくことが大切だと、
こぶたろーは考えます。