超簡単解説:ジョブ型雇用とは?
「ジョブ型雇用」
コロナ禍の影響で、在宅勤務が話題になるとともに、
「ジョブ型雇用」という言葉も耳にするようになってきました。
ジョブ型雇用って何?今までと何が違うの?自分は何をすればいいの?
そんな疑問が出てくると思います。
今回は、「ジョブ型雇用」について超簡単解説!
ジョブ型雇用とは?
就社ではなく、文字通り就職。
会社として雇用するのではなく、(もちろん会社が雇用するのですが)やるべき仕事
(ジョブ)に基づき、雇用すること。
ジョブ型雇用により今までと何が変わるの?
- From(メンバーシップ型雇用) → To(ジョブ型雇用)
(会社視点)
- ゼネラリスト(総合職)を育てる観点で、ジョブローテションさせる
→専門職として育てることに重点を置き、専門の仕事のみさせる - ポテンシャル重視、長期雇用前提での採用
→専門スキル重視、短期雇用の可能性含みの採用 - メンバーによる連帯感・協調性を求める
→個人の自律・成果を求める - 出社前提で、多様な働き方を推進しにくい
→成果管理のため、リモートワークとの相性も良く、多様な働き方を推進しやすい - 人材不足時は、社内で人材確保が可能
→人材不足時は社外から人を確保
(個人視点)
- 一つの会社でキャリアを磨く
→一つの職でキャリアを磨く - 多様な視点は得られるが、専門性を高められず、自分は何ができるのか、何をしたいのかが不明瞭になりがち
→自分のやるべきミッションが明確で、専門性を磨くことできる - 色々な仕事をしながら、多角的な観点で事業を捉えることができるようになる
→専門フィルターを通して事業を捉えるようになる - 様々な経験をしながら、自分の適性を見極められる
→早い段階で自分の専門を決める必要がある
ジョブ型雇用、メンバーシップ型雇用、それぞれのメリット・デメリットはあります。
一方で、グローバルな競争に生き残るためには、メンバーシップ型雇用の前提である終身雇用・年功序列型の給与体系では限界があるとも言われています。
また、5G、AI、ブロックチェーン、データ活用など、これからのビジネスに必要なデジタル系・データ系人材など、専門性の高い人材をいかに採用し、育てるかが、企業が生き残る上での鍵になります。
それらを踏まえると、デメリットもあるとはいえ、これからは、ジョブ型雇用を重視する傾向が強まるのではないかと、こぶたろーは考えています。